2013年2月20日水曜日

被災地 ~仙台市若林区荒浜編~

昨日のセミナーは午前中だったので、午後から被災地を回りました。ここは仙台市若林区荒浜。海が目の前の地域です。私の顧問税理士の妹さん家族がここに住んでいました。築5ヶ月で残念ながら家は津波に飲み込まれてしまいました。まさしくその現場でした。ちなみにその妹さん家族は全員無事です。
 建物はほぼすべて流されております。1年前はまだ瓦礫もいっぱいあったそうなんですが、今はきれいに片付いていました。しかしまだまだ大型トラックは多く行き交いしていて、残土などを運んでいます。ですから砂埃が多く舞っていて、かなり息苦しい感じでした。
 映像では見たことがありましたが、やはり基礎だけ残って上モノはなくなっている家がほとんどです。無残にアンカーボルトだけ・・・・。でもホールアンカーがこの家はないなぁ・・・・。筋交いに4倍程度使うと、引き抜きで15KNや20KNになるから、ホールダウンアンカーボルトも何箇所かあってもいいのになぁ・・・。
 中にはポツンと倒れないで残っている家もあります。壁はなくなり、中が丸見え状態です。
この地域は建築制限がかかっているため、現在は建物は建てられない。といってもあのような津波がくるとわかっていたらもうこの場所での建築は断念するであろう。
一瞬にしてなにもかも奪った津波。もうすぐ2年が経過しようとしていますが、復興には程遠い。
あの時はみなそれぞれ私には何ができるか?って考えた人もいたでしょうが、それはずっと思い続けなければいけないことのようです。3.11を忘れない。なんでもいいからまたやりませんか?
東北のものを買う、東北に旅行する、このように3.11を伝えていくことは重要なことのようです。

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