2013年2月9日土曜日

「3.11をわすれない」

今日は、小学校の学校公開。土曜日ですが4時間授業。その中で開校80周年 記念講演会が多目的室でありました。
演題 「3.11をわすれない」
講師 河北新報社 編集局次長 武田 真一氏
モニターを使っての約45分の講演でした。演題の「3.11をわすれない」ですが、
①被災され亡くなられた方をわすれない。
②被災され、避難所生活している人、家族を亡くした人をわすれない。
③こういうことがいつどこで起きてもおかしくない・・・・そのことをわすれない。
未だ復興が追いついていない現状や、それでも少しずつ元気を取り戻しつつある現状の話。
とてもいい話を聞くことができました。再来週に仙台に行くので、時間があれば被災地を見に行きたいと思いました。
やはりまだまだ時間がかかるのですね・・・・。1年2年というスパンではなく、最終的には10年20年という莫大な時間を要しないと復興とは呼べないようです。

東京でも首都直下型地震がくると言われていますので、人ごとではありません。建物の倒壊、津波の被害、火災の被害・・・どんな事態になるか予測不可能ですが、最終的には自分の判断です。避難訓練を積み重ねてきた住民、学校、企業は被害が著しく少なかったようです。その中でも、避難訓練によっていつも避難していた避難所ではあぶないと咄嗟に判断した学校もあります。その判断によって、全員無事だったという例もあります。ちなみにいつも避難所は結果的に津波により屋上まで飲み込まれたらしいです。

震災は予想外の規模になるといつもの避難訓練では無意味になるケースも多くあったようです。咄嗟の判断、臨機応変が求められます。「マニュアルではここの避難所だ!」「マニュアルでは津波はこない!」 こういったものが仇となる場合があるということです。

最後に自分の命を守るのは自分です。でもそんな判断が子供たちでできるか?まぁ無理でしょうね・・・。津波だけなら海と反対の方向へ走り続けろ!って言えるけど、ここ東京はそれ以上に火災が心配です。すばやく状況を判断でき、行動へ移せるそんな学校、地域、企業を目指したいですね。あと1カ月ちょっとで丸2年になります。このときはまたマスコミが取り上げるので、一時的に国民みんな当時のことを思い出すでしょうが・・・・。

ちなみに今日の講師の武田さんは、我が小学校の校長先生と小学校、中学校と同級生だったらしい。(^_^)

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