栃木県と茨城県の今回の竜巻のレベルはF2。風の強さは毎秒50m~69m、時速にして181km~253km。
さて、建築基準法の1.25倍に当る性能表示の耐風等級2の風速は地域によって違いはありますが、最大の沖縄県で毎秒46m。実質耐力壁の量は基準法の2.46倍。ということは基準法では程遠い数字で、性能表示の耐震等級2でも7割弱程度・・・・。
しかし、これは建物が倒壊や崩壊しないレベル。つまり部分的な損傷は仕方がないということです。ですから、通常の建築基準法の家ですと、竜巻がくるとひとたまりもないということです(><)
鉄筋コンクリート造であれば、躯体の損傷は免れても、開口部(ガラス)は無理です。
竜巻が来たら、方向を瞬時に判断し、逃げるか、建物次第ではじっとしているかということです。
日本は自然災害が本当に多いですね・・・・。日本で一番竜巻が発生するのは沖縄県です。木造が少ないのは台風だけではないのですね!!!
台風に耐えられる木造住宅は設計できますが、竜巻のF3クラスに耐えられる木造住宅の設計は・・・・(^^;)
2 件のコメント:
魔法使い さん、こんばんは。
おいらも、大昔沖縄の嘉手納基地の中の米軍施設の設計に携わってましたが、水平力は地震じゃなく、風圧で決まってましたね。
基準法の構造基準では、竜巻は無理っすね。
(^^;A
深山さん、こんばんは!
これから日本もアメリカみたいに頻繁に発生するのでしょうか・・・・。
木造住宅が益々、厳しい状況に(^^;)
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