雑学、今日は六曜です。
六曜には先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類あります。こちらも中国で誕生したとされています。六曜が中国から日本に伝来したのは14世紀の鎌倉時代とされています。その頃は大安、立連、則吉、赤口、小吉、虚妄だったようで、今の六曜の先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の術語が確定するのは江戸後期のことだったようです。
今でも、冠婚葬祭の日程を決める時には六曜を意識して決める人がいる。ただ自分たちは気にしないが、親や祖父母や結婚式場のスタッフに言われたから、参加者に非常識だと思われないようになど、世間体を気にして仕方なく六曜を考慮しているケースもある。また最近は六曜の記載がないカレンダーが増えてきたことや、携帯電話等で予定を管理するなど、カレンダーやスケジュール帳自体を購入しない10代・20代の若者も増えているので、六曜を知らないという人も多いですよね。
気にする人の場合では、先述の冠婚葬祭以外にも、お祝いの品を買う時や持って行く時、見舞いに行く時、引っ越し、納車、家を建てる時、宝くじを購入する時、新しい鞄や靴をおろす時まで、大安の日を選ぶという人もいます。
さて六曜の順番ですが、規則正しくないなって思いませんか? 六曜は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」の順で繰り返すが、旧暦の毎月1日の六曜は以下のように固定されている。閏月は前の月と同じになる。よって、旧暦では月日により六曜が決まることになる。定義としては、旧暦の月の数字と旧暦の日の数字の和が6の倍数であれば大安となる。しかし、新暦のカレンダーの上では、規則正しく循環していたものがある日突然途切れたり、同一の日の六曜が年によって、月によって相違していたりする。旧暦と新暦(太陽暦)が対応しないことが六曜に神秘性を与え、冠婚葬祭で六曜を気にかける一つの要因になっているといわれています。
では各六曜の説明をちょっとしましょうかね!
先勝は、早くことを済ませてしまうことが良いとされる日です。「先んずれば即ち勝つ」の意味。午前は吉、午後は凶と言われる。
友引は、勝負の決着がつかない良くも悪くもないとされる日。友引については葬儀を避ける風習がありますよね。葬儀を行うと、友が冥土に引き寄せられる(=死ぬ)とのジンクスがあり、友引の日は葬祭関連業や火葬場が休業となっていることがありますね。
先負は、急用は避けるべきとされる日。争い事や公事も良くないといわれ、万事に平静を守ることが良いとされるです。「先んずれば即ち負ける」の意味で先勝に対応する日。午前は凶、午後は吉と言われる日です。
仏滅は、六曜における大凶日。もとは「虚亡」といい勝負なしという意味で、さらに「空亡」とも称されていたが、これを全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、仏の功徳もないという意味に転じて「佛(仏)」の字が当てられたもののようです。婚礼などの祝儀を忌む習慣がありますね。この日に結婚式を挙げる人は少ないからね。
大安は、万事進んで行うのに良いとされる日。「大いに安し」の意味。六曜の中で最も吉の日とされる。何事においても吉、成功しないことはない日です。
赤口は、正午の前後を除いて凶日とされる日。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる。ほとんど仏滅に近いですね(-_-;)
建築業界は非常にこの六曜は重要視します。特に地鎮祭と上棟式(建て前)は大安の日を選びますね!!!