電車の音を表現すると「ガタンゴトン」ですよね。それは今の子供たちに聞いても同じ返事をすると思います。レールの繋ぎ目に車輪が乗ることによって発生する音です。
ご承知の通り、鉄は熱さで伸びます。なので夏場は隙間を予め空けておかないと線路が伸びて曲がってしまうのです。線路の温度は60℃を超えるとゆがむ可能性があるようです。過去には事故もありましたからね。
まぁそのお蔭で、「ガタンゴトン」という鉄道ならではの音がみんなに知れ渡りましたからね。でもそもそも電車の車輪はいろいろあります。電気機関車は6個ついていたり、普通の電車は両サイドに2個2個ついていたり、貨車なんかだと2個だけのものがあります。なのですべてが「ガタンゴトン」ではありません。
上のような電気機関車と貨車4両の場合は
「ガタゴトガタ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ」となります!
上のような電車3両の場合は
「ガタン ガタンゴトン ガタンゴトン ガタン」となります!
通常のレールの長さは25m。1秒ごとに「ガタンゴトン」が聞こえれば、速度は25m/s。時速に直せば90km/hです。でも現在は1本の長さが200m以上のロングレールもあります。最長は東北新幹線・いわて沼宮内~八戸間で使われているロングレールは、なんと全長60.4km。といってもそんなの運べないのでその場で溶接してロングレールにします。
とは言っても線路は伸びます。そこで、線路の継ぎ目に「伸縮継目」と呼ばれる技術が使われることも増えました。レールの先端を浅い角度で斜めに切り取って外側に伸ばし、もう一方のレールを斜めの線に沿って密着させます。こうするとレールが膨張しても外側に伸びるため、曲がりにくくなります。また、斜めに接続させると段差や隙間も少なくなり、騒音や振動を減らすことができます。
しかし高速化がどんどん進んでいる日本。風情があった「ガタンゴトン」もだいぶ減ってきましたね。でもまだ全国でSLもがんばっています。近くに鉄道が走っているかどうかの目安はやはり「ガタンゴトン」ですから!でもそのうち継目のないレールが当たり前になり、音のない電車になってしまうんだろうなぁ~ なんか悲しい(><)
音鉄の人も結構います。実は私も小学生の頃 寝台特急「はやぶさ」のレコードを買いました。中身は車内の音を録音しているもので、東京から西鹿児島まで車内の音を楽しむレコードなんです。それこそ「ガタンゴトン」もそうですが、車内放送もいっぱい流れていてどこを走行中なのか行った気分になれるレコードでした。
で、調べてみたら在庫切れにはなっていたものの、amazonでありました。これです。
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