昔の人なら記憶にあるであろう、浅間山荘事件・・・。連合赤軍5人が浅間山荘の管理人を人質に10日間も立てこもった事件だ!死者まで出た、さらに生中継され、世に知れ渡った事件である。カップヌードルが流行るきっかけもこの事件からであるが、建物を巨大な鉄の玉で解体している姿・・・・これには驚いた。鉄の玉を振りかざして、いっきに建物へ・・・・・みるみるうちに建物は崩れていく。
この事件は昭和47年のこと・・・。私が8歳である。
そして私が10歳のとき、この鉄の玉をまじかで見た。それは我が家の隣である。現在我が家の隣は10棟の建て売り住宅が並んでいる。しかし昔は大屋敷であった。敷地の10棟分だから結構広い。(東京ではですが・・・・)しかも戦前の建物で鉄筋コンクリート造であった。当時では珍しい!!!。おばあちゃんが一人暮らしだったのを記憶してるが、結局売ってしまったのだ!(亡くなったかどうかは記憶にない)
その鉄筋コンクリート造の家の解体にこの鉄の玉を使われたのだ!。我が家から小学校まで歩いて30秒ほどなので、学校の屋上からその鉄の玉をぶつけて建物を壊す様子がよく見えた。
しかし振動も計り知れないものだった。近所中、大揺れだったのだ!。とても今ではこんな解体方法は考えられないが、昔の鉄筋コンクリート造の解体はこれが主流?だった。
しかし揺れました。小学校も大きな揺れはないが、小さな揺れと音はちゃんと伝わってきた。
昔の隣の家には池もあり、夏にはウシガエルが大合唱していたと以前のブログにも投稿したが、それはそれはすごい屋敷であった。やさしいおばあちゃんだったのは記憶にある。現在その一角のお施主様の家を建て直している。我が家の隣の人です。その話を一昨日、お施主様と打ち合わせしているときに、ふと思い出し、以前はこんな建物があったんですよ!なんて盛り上がった!!! お施主様の奥さんは「お宅のお母さんはよく鼻歌歌って、洗濯物干していたわよ!」って言っていた。そんな話を聞いてなぜかうれしくなってしまった。
今では、その大屋敷の場所も道路ができ、10棟の家ができ、昔を懐かしむ光景はどこにもないが、私の記憶には、あのウシガエルの大合唱が聞こえてくる!!!
0 件のコメント:
コメントを投稿