長崎から戻ってきました。
建築士がCADを使って図面を描く。2次元CADなら頭を使いながら、他の図面を仕上げていくが、3次元CADだとボタンを押すだけで、できてしまう。
平面図ができれば、立面図は作成しなくても、できてしまうのだ。これならまだいい。
構造関係の軸組計算なんかは、まさに3次元CADの有効性は高い。今回、私も3次元CADで長期優良住宅の認定申請をしたが、ここで疑問・・・・・
3次元CADを使うと、ろくに知識がなくても図面ができてしまうことだ。長期優良住宅では耐震等級2が必須項目。これは構造計算でも軸組計算でもOKなのだが、自動計算でNGをクリアすれば、申請できる。しかし、質疑がきたときに対応ができない設計事務所の建築士さんが多いということ。
私もセミナーでこんなに便利なCADがありますよ!これ使ったら長期優良住宅も簡単に取得できますよ!なんて言っているが、そもそも建築士のレベルがあってこその長期優良住宅や性能評価なのだ。
質疑が上がって福井コンピュータに問い合わせしているようだと建築士失格ということ。
本日、私のセミナーのあとで午後からインストラクターによる壁量規定等による適合判定の解説のセミナーを聞きました。とても勉強になったのと、もうひとつ・・・・自分のレベルが低いことに驚かされた。
確かにCADは便利なものです。しかし人間が扱っている以上、計算は別として、計算方法くらいはちゃんと理解していないと・・・。何もかにもCADでやって知識がない人は当然後で苦労する。
私もそんな建築士にならないよう・・・・、CADは使いこなせても、計算方法がわからない馬鹿な建築士にならないようにしないと・・・・。事実、今の私は半分そうです。まずいまずい・・・・
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