2009年5月13日水曜日

防腐防蟻処理

木は強度や耐久において意外とすごいのである。但し、湿気に弱く、乾燥に強い。さらにシロアリに弱いのである。特にこのシロアリは厄介ものであり。日本で代表的なものはヤマトシロアリ。木材を主食とする。(中にはプラスチック、ケーブル、コンクリートまで。) でも新築の木造では地面から1mまでの木材部分は防腐防蟻処理を施す。土台、柱、筋違い、構造用合板等には丁寧に塗っていく。 昨日も着工中の物件、一生懸命若い大工さんが塗っていました。 (写真)
主に日本のシロアリは地面から上がっていき、湿気のある風通しの悪い部分から食べていく。

しかし、現在問題になっているシロアリが・・・・アメリカカンザイシロアリです。(このごろTVでも良くやっていますね)カンザイとか「乾材」です。乾燥している木を食べるシロアリです。しかももっと厄介なのは、羽蟻になって他の家の外壁や軒裏等もしくは家の中に入り込んで卵を産む。その幼虫は乾燥している木なら食べ始める。しかも暗いところがお望みで、木の内部で食い荒らす・・・・・。しかもゆっくり時間をかけて・・・・

「私の家は鉄骨造だし・・・・とか鉄筋コンクリート造だから大丈夫だ!。」って確かにコンクリートをも齧るシロアリはいますが、まず構造躯体部分では問題ないでしょうけど、輸入家具のタンス等に最初から混入しているケースもあります。このアメリカカンザイシロアリが多く発生している地域がどんどん増えているそうです。その町では古い建物はあらまし被害を受けているそうです。このシロアリ、糞が特徴です。建物からゴマよりちょっと小さめ・・・・。こんなの発見したら・・・・・。

ちなみに5cmの厚さのコンクリートが1週間で貫通した例もあります。こわいこわい!!!

(オレンジ色が防腐防蟻剤を塗った部分)

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