2010年11月9日火曜日

基準法ぎりぎりの設計

本日、AKBでおなじみの秋葉原でセミナーでした。秋葉原も小さい頃や、学生の時はよく行ったが、今では全然当時の面影がない・・・。時代は変化していますね!!!
私のセミナーは午前中。TボスSピーさんと昼食を御馳走になりました。あっ!写真撮るの忘れた・・・・(-_-;)
その後、午後からのセミナーを拝見いたしました。この方は、TVで放映されている『劇的ビフォーアフター』にもう5回以上出ている先生です。TVでは放映されない裏話も聞くことができました。
セミナーの中で日本の過去の地震とその被害状況が説明されていました。ほんとに日本は地震大国で、過去に何万、何十万もの人の命や建物の被害が発生しています。そのことは十分わかってはいるが、設計士というもの、本当に設計を充分にやっているのだろうか。姉歯事件はあったが、それはさておいて、建築基準法を守ればぎりぎりでもいいという考え方・・・やはり間違っています。
昔の建物(現存していれば田舎の実家)では階段が急ではありませんか? あれでも建築基準法に合っているんです。しかし今では階段を緩やかに設計するのが当たり前です。つまり建築基準法ぎりぎりで設計していないのです。しかし構造となると、以外と建築基準法ぎりぎりの設計もまだまだ多いのです。
『今の建築基準法は震度6強クラスがくると、建物は崩壊はしないが、現状を保てないくらいにはなります。しかしその間に避難できる時間がありますから、死にはしません』というのが現在の建築基準法なんです。よく言われる新耐震基準以前の建物(1981年法改正以前の建物のこと)は危険ですと言われてはいるが、勿論危険なことには変わりはないが、新耐震後のマンション等でも基準法ぎりぎりの建物はいっぱい存在するのです。
絶対安全とは言えないが、出来れば建築基準法の1.5倍以上の強度が取れるくらいの設計はしたいものです。それがたとえ、リフォームでもです。
今日はいいセミナーを聞かせていただきました。H先生ありがとうございました。また全国どこかでお会いしましょう。

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