2010年12月11日土曜日

建前

いつもは遠目で眺めていることが多いのですが、本日は午前中ずっと手伝ってしまった。といっても、2階の梁に登るということではなく、下で指示や柱頭と梁の調整等ですけど・・・・。
しかし建前は面白い。大きなプラモデルを作っているような感じなのが建前である。今はプレカットで柱や梁は加工されて現場にやってくるが、昔は違う。父が墨付けしていたころは、父がプラモデルの材料を作っているのだ。作る順番が間違えば、いまく作れない。作る順番も考えながら、プラモデルを完成品を作る前の箱に入っているものを作るのだ!!! 頭がいいとしかいいようがない。
2階建ての一戸建て住宅だが、間口は3間(5460mm)飛んでいる。その間柱も耐力壁もない。なぜか?車が2台入るので、全然柱も耐力壁も入らないのである・・・。
セミナーでは耐力壁が重要というか当たり前、偏芯率も重要と口すっぱく言っているのに・・・・。
実はこの住宅、今流行りの門型フレームを使って耐力壁の代わりをしています。
メーカーはかなりあります。倍率も結構異なります。今の現場では材料があと10日後くらいで入ってくるので、実物の写真は後日!!!!
福井コンピュータさんもいつか門型フレームでも構造計算がスムーズにできるといいんだけど・・・。この材料は46条計算では不可なので構造計算が必要です。今回は構造計算しましたけど。
現在、全国的に木造の建物を推進しています。小学校は幼稚園等は勿論のこと、コンビニだって木造が建ち始めてきています。しかし柱は飛ばしたい。壁は入れたくない。そういう時にもってこいなのがこの門型フレームです。

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