2008年10月12日日曜日

断熱材

皆さん。一戸建て(木造)に住んでいる家の方で断熱材は何ですか?と質問すると
だいたいその家に住んでいる人は「分かりません」と答えるでしょう。
昔であれば(今でもそのような工務店は多いですが・・・)グラスウールの厚み50mmが
ほとんどだと思います。
でもグラスウールだと築10年程度でもひどい所は下のほうでくちゃくちゃとなっているケースも
少なくはないのです。
実際は断熱材は名ばかりで全然役目をしていないケースがほとんどです。
硬質ウレタンフォーム、やウレタンの吹きつけ、いろいろあります。
『外断熱工法』ですか?今やCMで有名になりましたが、あれはプロから言わせてもらうと、
RC造(鉄筋コンクロート造)ではしょうがないでしょうけど、木造ではナンセンス!

今、一押しはセルローズファイバーです。
柱の外壁と内壁の間にすべて新聞紙の古紙のホウ酸を混ぜたものを吹きつけるものです。
断熱効果だけでなく、遮音効果、防虫効果、アメリカではシェアNo.1です。

壁よりもガラスは一番熱が入りやすい材料です。
今は複層ガラスは定番になりつつありますが、そのガラスも
Low_Eガラス( Low_Eガラスとは、Low Emissivity = 「 低放射 」ガラスのことです。
ガラス面に特殊金属膜をコーティングをし、断熱性・遮熱性が高いガラスのことです。)
さらに複層ガラスには中間に空気層がありますが、そこにアルゴンガスを注入しているものもあります。

間取りばかり気にせず、構造断熱も勉強しましょう!
構造は今度また書き込みま~す。

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