2010年4月27日火曜日

日本で一番危険な建築物は?

日本で一番危険ば建築物は私が考えるのに、木造2階建ての住宅です。木造3階建てや鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物は確認申請で構造計算をしています。(ただし、施工がちゃんとやってある場合に限ります。さらに昭和56年の建築基準法の法改正以前の建物は要注意です。)
木造2階建ての住宅は構造計算をしていない建物が99%以上だと思います。確認申請では、設計者がちゃんと安全を確認しなければならないことになっていますが、確認申請図書には添付しなくていいことになっています。それを読み違えて、出さなくていい=やらなくていい となってしまっているのです。建築基準法の第20条にはちゃんと書いてあります。
それでは現状は構造計算はだれがしているのか?してないんです。しいていえば、プレカット屋さんがやっている場合もあれば、設計事務所や工務店の経験や勘で導いているケースがほとんどです。
2間(3640mm)とんでいるから梁は300でいいとか、基礎の配筋は主筋はD-13でいいとか・・・・。
それではまずいということで、それを見なおそうと、建築基準法では木造2階建ての住宅でもある程度、構造のチェックをする図面や計算を出しなさい・・・という法改正をしようと国土交通省は考えているのだが、反対する団体もいっぱいいるようで・・・・なかなか進まない。困ったものです。
日本で一番建築物が多い木造2階建て・・・・。それが一番危険な建物とは・・・・。
たとえ瑕疵保険に入っていても、ろくに軸組計算や構造計算をしていなければ、保険も下りないこともあるのに・・・・。瑕疵保険の現場チェックはあくまでもらった図面通りに施工されているかです。その図面が建築基準法に合っていなければ当然・・・保険は下りないのです。まぁすべて設計者が悪いのですが!!!!。

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