2010年4月5日月曜日

一等地

工務店の社長と同行して、都心の一等地の物件を見に行った。現在は5階建ての小さなビルですが、この物件を工務店が購入するかどうかということで、一緒にオーナーとお会いしてきた。
金額提示こそ本日の段階ではなかったものの、先方は売りたいみたいだ。相続等の関係で・・・・。
しかし私なりにソロバンをはじく。現在の段階で全フロア埋まっている状態で、利回りは5%台・・・・。決していい数字ではない。しかし場所はいい。将来性としての可能性もある。この情報は一般公開していない。築年数は38年。新耐震基準前の建物のわりには、しっかり造られている。
現在は1階のみ店舗で貸している。他のフロアは再更新していないため、すべて空家状態となっている。(売却する予定があったため、面倒な店子とは再契約を結ばなかったということ・・・。1階の店子は親戚なので、いつでもOKだとか・・・)
でも大地震が起きればどうなるかわからない。建て替えるとなると9階建てくらいはできる場所です。しかし回りを見渡せば、同じくらいの規模のビルにはテナント募集の張り紙ばかり目につく。このご姿勢、こんな場所でもテナントが付かないのか?と思ってしまった。
すると、この物件、もし建て直して新しくしても店子が埋まらない可能性もあるということ。まぁ先の経済情勢を読むことはできないが、今の世の中では保守的になってしまう。
工務店の社長から『どう思う?』って聞かれたが、『買っても逃げがきかない物件です。』と返答した。ここだとビル以外建てようがない。住居系が少しでもあれば、ビルがだめならマンションへとかいう考えもあるが・・・。ここでは無理そうだ・・・。
現在、ビルのオーナーも大変だそうだ。ちなみに向かいの9階建てのビルは9フロア中、5フロアテナント募集中だった。
私の考えは、見合わせた方がいいと説明したが・・・どう判断するかは社長ですが・・・。

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