2011年3月19日土曜日

さまざまな課題②~心のケア~

2004年の新潟県中越地震で亡くなられた人数は68名、その内、建物等の影響で亡くなられた人数は16名です。残りの52名はメンタル面で亡くなっています。エコノミー症候群とかが騒がれたのもこのころです。阪神淡路大震災でも1000名近い人がこの関係です。
これはエコノミー症候群だけではありません。悲惨な状況を目の当たりにして、平常心が保てるわけがありません。大切な身内は一瞬にして・・・・。そして避難所生活ではいつ次回の食事がくるかわからない状況、さらには今後の生活に対する不安感・・・・。
今回の災害で、すでに死者が阪神淡路大震災を上回ってしまい、戦後最大の自然災害となってしまった。この災害でも心のケアが大切だと言い続けている医者やカウンセラーも数多くいる。今までの震災とは比べ物にならないくらい、こういう形で命を落としてしまう方も多いと警鐘を鳴らしている。しかし何も被災した方だけではない。救援や救護に携わった方も多く胸を痛めているのだ。あまりにも悲惨な状況を見てきて、彼らもメンタルに関しても今後、心のケアが必要なのだ。
まだまだTVはCMを含めて自粛モードですが、徐々にいろいろな番組も放送し出すであろう。大声を出して笑いというのも、みんな久しく忘れている。不謹慎でも、こういう笑いで元気を取り戻すケースもあるという。お笑いタレントもまだまだ活動は自粛しているだろうが、少しずつ、初めてもいいんではないかと考えます。
人間は弱いようで強い生き物ですが、強いようで弱い生き物でもあります

0 件のコメント: