2010年10月16日土曜日

補助金のばらつき・・・・

今月よりセミナーで太陽光発電に関する部分もシミュレーションする。その中で重要なところは、はたして、太陽光発電を設置して元が取れるか?という疑問です。お施主様の中にはこの部分が気になる方も当然いらっしゃいます。ちなみにそうでない方もいます。
屋根面の角度、屋根面の方角、設置地域の日照時間、近隣の建物・・・・あらゆるものが作用して、発電量は変わってくる。しかし昨年からまた補助金制度が始まっている。現在一律、国から1kw当たり70000円の補助金がもらえる。また都道府県によっても補助金を出してくれるところがある。ちなみに私が住んでいる東京都は1kwあたり100000円です。0円という県も多くありますが・・・。さらに市町村単位でも補助金を出してくれるところもあります。ちなみに私が住んでいる大田区では1kw当たり70000円です。
平均的な設置容量は3.5kwと言われているので、それで計算するとなんと補助金だけで840000円!!!。ってかなり高額。全然ないところでも245000円は出る計算に!!!。しかしこの補助金の金額でシミュレーションは結構差がでてきます。
何が言いたいかというと、東京では『こんなに補助金がでて、日照時間もこんなにあるので、〇〇年で初期投資費用がペイできます』といえるが、たとえば、補助金が少なくて、日照時間も少ない東北、北陸、山陰地方ではなかなかいい数字が出ないかも・・・・。初期投資の費用を最初の建築費に組み込んでも、普通の家より月々の返済が少なければいいはずだ。長期優良住宅の税制優遇とか、住宅版エコポイントだとか、性能評価を利用したりだとか、フラット35Sでお金を借るだとか、全国どこでも『太陽光発電を設置したほうが、エコである』というセミナーでも考えないと・・・・。全国行脚が意味のないことに・・・。

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