今年の夏前に完成したS邸の増築工事の写真がやっと手に入りました。この家は既存の建物があり、その横に増築をしました。
ただ、断熱材はこの家はちょっと変わっていて、遮断熱工法といってNASAの宇宙服に使用されているようなものを普通のグラスウールの断熱材とは別に外壁の内側と屋根の内側に張りました。
私も始めての試みだったので、不安は少しはありましたが、この材料を紹介していただいたのが、福井県にあります建設会社です。一度だまされたと思って使ってみたら?と言われて、施工してみました。やはり施工中も中はだいぶ快適だったようです。
吹抜けのある2階のダイニングと小屋裏部分は夏は普段ですととても暑い空間になってしまいます。また冬も今度は下のほうが寒い思いをするものです。
お客様が少しでも快適になればそれでいいのですが、また空調機の電気代にも関係してきますからねぇ!
先月着工した物件の断熱材はまた別のものを使います。セルローズファイバーという木質系の断熱材です。(ちなみにアメリカではシェアNo.1です)
通常、断熱材は冬に効果があるものです。夏はどうかというと、さほど効果がありません。なくはないのですが、施工がひどいと逆に蒸し風呂になってしまいます。夏快適に過ごすには断熱材というより、日射遮蔽(カーテンや庇等)と水蒸気の排出です。日本の夏は高温多湿です。
その中でも湿度を下げる工夫がないと、建物は・・・・・
部屋内の水蒸気を換気扇等で排出させ、さらに建物内部に入った水蒸気も自然に逃がしてあげる。このような施工をうまくしないと住みづらい家になってしまう。
断熱材だけでなく、冬や夏に住みやすい家に・・・・・・・私もまだまだ勉強しないと・・・・・・
本日仙台から帰ってきて、残りは長野と福井で本年の出張は終了です。今年も廻ったなぁ・・・・・
今年もいろいろなセミナー会場だったなぁ・・・・・
昨日はちょっと飲みすぎたなぁ・・・・・
2 件のコメント:
奥が深いですね。そう言えば、日本のうちのマンションも24時間換気システムが働いていて快適でした。一方ここドイツのマンションは、換気が悪く冬は結露が起こりやすく、ある日、カビが、、、なんてこともあって、こわいです。そういう意味でも家の換気って、最重要ポイントだということを知りました。毎日接する家のことだから尚更ですね。
そうなんですよ!結露は問題なんです。体にもよくないし・・・・(カビ等)
換気は重要です!!!
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